更新日時:2023/03/31 23:59
金ETF「SPDRゴールドシェア」の現物保有高の残高推移(2023年3月)
日付 | 金価格 (ドル) |
保有高 (トン) |
保有高 (前日比) |
2023/03/01 | 1825 | 912.69 | -2.60 |
2023/03/02 | 1836 | 912.69 | 0 |
2023/03/03 | 1841 | 912.12 | -0.58 |
2023/03/06 | 1849 | 912.12 | 0 |
2023/03/07 | 1827 | 906.62 | -5.49 |
2023/03/08 | 1816 | 906.62 | 0 |
2023/03/09 | 1831 | 903.15 | -3.47 |
2023/03/10 | 1861 | 901.42 | -1.73 |
2023/03/13 | 1911 | 913.27 | +11.86 |
2023/03/14 | 1908 | 913.27 | 0 |
2023/03/15 | 1923 | 914.72 | +1.45 |
2023/03/16 | 1923 | 914.72 | 0 |
2023/03/17 | 1962 | 921.08 | +6.36 |
2023/03/20 | 1969 | 924.55 | +3.47 |
2023/03/22 | 1949 | 923.11 | -1.45 |
2023/03/23 | 1978 | 925.42 | +2.31 |
2023/03/24 | 1994 | 923.97 | -1.45 |
2023/03/27 | 1946 | 923.97 | 0 |
2023/03/28 | 1963 | 927.73 | +3.76 |
2023/03/29 | 1965 | 929.47 | +1.73 |
2023/03/30 | 1966 | 929.47 | 0 |
2023/03/31 | 1980 | 928.02 | -1.45 |
※1 金価格はLBMAの午後公表価格
※2 前日比で3トン以上減は青太字、3トン以上増は赤太字
※3 金価格・保有高共に前日のデータは更新のタイミングによっては反映されてない可能性があります。特に金価格が前日と同じだった場合は反映されてない可能性高いです。翌日に反映された正しいデータに置き換えます。
※4 投資における最終判断は必ずご自身で行うようお願いします。
2023年3月の金ETF関連や金価格についてコメント
3/2
金ETF市場から資金が流出している。やはりアメリカの経済がしぶとく強いのが影響していると推測。ただ金 ETF 現物保有高が減少しているのに金価格はわずかに上昇。1800ドル付近になると機関投資家が買いを入れている模様。アメリカのインフレが収まらず先を読むのが難しい状況がしばらく続くだろう。
3/8
7日にパウエル FRB 議長のタカ派発言があり金価格は大幅に下落した。利上げペースの再加速を懸念しての動きだ。その割には spdr ゴールドシェアの現物保有高はほとんど減っていない。spdr ゴールドシェアの保有量が減り始めたら1800ドルを下回る可能性が出てくるので要注意。
3/14
13日の金ETF(SPDRゴールドシェア)の保有残高は大幅増となった。シリコンバレー銀行(SVB)破綻の影響で安全資産である金や円が買われる傾向が続いている。FRB の急ピッチな政策金利の引き締めの余波が続くのではないかという投資家心理で一気にリスクオンになった。
3月22日の27時から行われる FOMC。数日前までは0.5ポイント利上げするというのが多数派の意見だったが、SVB ショックで利上げをしない案も出てきて全く先が読めなくなった。
今週からはブラックアウト期間に入るのでFRB の要人たちの発言もなくなる。値動きが荒い展開が続きそうである。
3/16
15日の金市場もかなり値動きの荒い展開となった。2022年の9月頃に話題になったクレディスイスの金融危機の再燃もあり、リーマンショック以来の金融危機を危惧しての金価格の高騰だと思われる。
当面の注目ポイントはFRBの金利発表だ。据え置くのか0.25%あげるのか0.5%上げるのか。
3/18
金価格の高騰が止まらない。
spdrの現物保有高も2月16日以来、久しぶりに920トンを超えてきた。
シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻は市場を一気に不安に貶めた。
3月の頭には4%を超えていたアメリカの10年国債も、急激に買われて利率が3.4%まで低下。
長期金利がこんなに短期間に低下する現象は見たことがない。
過去に経験のない75ベーシスポイントの利上げを続けてきたということは企業の破綻も視野に入っていたはずだ。
インフレを止めるために利上げを継続するのか、はたまたアメリカ経済の急降下を避けるために一旦据え置きにするのか。
FRBの今後の動向から目が離せない。